大分合同新聞ニュース
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九州石油大分製油所(手前は九電火力発電所)=大分市一の洲
石油元売り最大手の新日本石油(東京)が、十月をめどに九州石油(東京)の全株式を取得し、吸収合併する方針を固めたことが十八日、分かった。元売りの再編では、二〇〇二年にエクソンモービルグループのエッソ石油とモービル石油が合併して以来となる。
国内の石油製品市況は、原油高騰によるコスト増や、ガソリンなどの需要の落ち込みで厳しさを増している。両社は合併により、規模の拡大や効率化で競争力を強化する。石油業界の提携、再編の動きが加速するきっかけになりそうだ。
九州石油は、国内の需要減少などから単独での生き残りが難しいと判断、新日石との合併を選択したとみられる。
一方、新日石も九州地区で販売する石油製品の一部は九州石油から購入していたが、新たに製油所を持つことで、製品の生産計画が立てやすくなるといったメリットがある。九州地区からの石油製品の輸出も可能になる。
九州石油は大分市で製油所を運営。他社を含め九州唯一の製油所で、一日の原油処理能力は約十六万バレル。九州石油の筆頭株主は約36%を保有する新日本製鉄。新日石の出資比率は、昭和電工、丸紅、三井物産と同じ10%で、新日石はこれらの株主から全株式を取得する方針。
新日石の国内におけるガソリン販売のシェアは約23%と国内トップ。同約2%の九州石油を合併することで、シェアは約25%に高まる。
●「連絡はまだ来ていない」命名権で県
九州石油は、大分市の大分スポーツ公園内の総合競技場などのネーミングライツ(命名権)を大分県から取得している。
今回の吸収合併について県は「九州石油からはまだ何も連絡は来ていない。こちらも報道を聞いたばかり」(文化スポーツ振興課)としている。契約期間は二〇〇六年三月から〇九年二月末までの三年間。現時点では〇八年度の契約も予定通りという。総合競技場は九石ドーム、野球場がストーク球場、投てき場はストークフィールド、サブ競技場がストークグラウンドと名付けられている。命名権料は総額二億一千万円。
1960年に設立。大分市で製油所を運営し、石油精製とガソリンなどの石油製品販売が事業の中心。2007年9月末時点で九州と関東を中心に674カ所のガソリンスタンドを持つ。07年3月期の単独決算は売上高が7261億円、純利益は55億円。
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[2008年03月18日13:26]